どうも、WEBエンジニアのかずま(@kazuma_engineer)と申します。
早いものでエンジニア2年目迎えてましたが、下記のツイートの通り来月から別のWeb系企業に転職することになりました。
【ご報告】
7月から赤坂のWeb系企業へ転職します。
引き続きRails・AWSを中心に開発していきます!
データ事業なので機械学習のエンジニアもおり、余裕が出来たら機械学習にも挑戦していきたいと思ってます!
また、有り難いことに年収も大幅に増えました!
これからも頑張っていきます💪
— かずま@自社開発エンジニア (@kazuma_engineer) June 3, 2020
有り難いことに、結構反響をいただきました。
考えてみれば、未経験からエンジニアに転職した体験談などはいっぱいありますが意外と実務経験1年くらいのエンジニアの転職活動をした体験談などの情報はあまりないんです。
なので今回はタイトルの通り、実務経験1年エンジニアの転職活動に関して紹介していきたいと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。
目次
自分のスキルセット
最初に自分のスキルセットについて簡単に記載します。
- 言語:Ruby | JavaScript
- フレームワーク等:Ruby on Rails | jQuery | Vue(少し)
- RDB:MySQL / PostgreSQL
- クラウド: AWS( API Gateway | VPC | S3 | Cloud Front | Lambda | ELB | EC2 | Route53 | IAM | RDS(MySQL) | SNS | SQS | SES | Cloud Watch | Amazon Transcribe | VPC Peering )
- SaaS/PaaS:GitHub | CircleCI | Stripe | Twilio
- その他:Docker | Nginx | Puma | Apache | Serverless Framework
バックエンドが主ですが、サービスを一から新規開発・リリースする中でフロントエンド・インフラ周りも一通り経験したのである程度は可能です。
AWS周りは結構触りましたが、それ以外は特に珍しくもない一般的なスキルセットのような気がします。。
なぜ転職しようと思ったのか
一言でいうと、自分のスキルをもっと高めたいと思い転職を決意しました。
自分がコミットしている事業では、サービスをリリースしたばかりなのでいち早く機能を実装・リリースしてPDCAを回すことが求められました。
サービス開発にコミットできるエンジニアもリソースの問題でほぼ自分しかいないという状況だったので、
必然的に自分の今のスキルでできる範囲の中で機能実装を行います。
なのでいつしか技術的な挑戦をする余裕もなくなり、危機感を覚えるようになりました。(自分の力不足です)
また、既存事業の売上が悪化し会社としても新規事業に中々リソースを割けなくなって社内でのエンジニアの必要性も薄れたのも合わさって決断しました。(スタートアップあるあるですね笑)
ただ、CTOとマンツーマンで要件定義の部分から関わりサービスを一から開発・リリース・改善していくという経験を一社目で積めたのは自分にとってとても運がよかったと思っています。
なので、今の会社の方々には感謝しかありませんね。
転職活動の結果
ここから具体的な転職活動の様子について紹介していきますね。
使用した求人媒体
上記の5つを主に使いました。
自分がその会社の事業に興味を持てるかを大切にしていたので、そういった意味でカジュアルに話を聞けるWantedlyは未経験のときも今回もかなり重宝しました。
また当時は業務もそれなりに忙しくまた副業も始めた時期だったので、スカウトしてもらうために業務経歴書をかなり力を入れてまとめてそれらを求人サイトに掲載するような方法を取っていました。
カジュアルに話を聞きたい・応募する際はWantedlyで、ほかの求人サイトはスカウトもらうように分けて活用していました。
転職活動期間
- 2月終わりから4月初め
もろにコロナと被りましたね笑
自分が思っていたほどの影響は受けませんでしたが、それでも今は様子見のため採用を控えるようになったという企業さんのお話も聞いたのでいつもよりは厳しい状況だったのではと思います。
ただコロナで面談が全てWeb面接で移動時間などはかからなかったので、個人的にはかなり有り難かったです笑
選考結果
- 応募した企業数:10社
- 1次面接までいった企業数: 8社
- 2次面接までいった企業数:5社
- 最終面接までいった企業数:2社
- 内定:1社
事業に興味を持てた10社にエントリーして、最終的に1社内定という結果でした。(内定率は10%ですね)
自分が働きたいという企業から内定頂いたので、自分としてはとても満足のいく転職活動になりました。
面接で聞かれた質問(一例)
- 転職理由は?
- エンジニアになったきっかけ
- 将来のキャリアをどのように考えているか
- 普段どのような業務を行っていますか?
- 業務上で大変だったことは?またそれをどのように乗り越えたか
- 業務上でどのような成果を出せたと思いますか
- 業務上で自分が主体的に提案・取り組んだことはありますか
- 最近アウトプットしたことに関して教えて下さい(業務内外問わず)
- 自分の得意なこと・苦手なことは?
- 上司や周りの人からの評価は?(プラス面とマイナス面を教えてください)
- どういう環境で働きたいもしくはこういう環境では働きたくないなどはありますか
- 設計・開発する際に大切にしていること・気をつけていることは?
- メタプログラミングを経験したことはありますか
- デザインパターンについて知っている限り教えて下さい
- 「===」と 「 ==」の違いは?
- 「proc」と「lambda」についてそれぞれ説明してください、2つの違いは?
- シャローコピーとディープコピーについてそれぞれ説明してください。
- URLをブラウザから叩いてページが表示されるまでに起きていることを詳細に教えて下さい
上記が面接で聞かれたことの一例です。
面接で感じたこと
雑談形式で会話していく中で、気になったことを深堀りされるといった形の面接が多かったです。
意外にも「エンジニアになった理由」とか未経験のときに聞かれた質問も結構ありました。
エンジニアになってたった1年で転職するというのは普通に考えたらやっぱり早いですし、なぜ転職するのかを一番最初に聞かれましたね。
転職理由はきちんと相手を納得させるような理由やポジティブな理由は用意できると良いと思います。
あと未経験のときと面接での1番の違いは、当たり前ですが技術的に突っ込んだ話も聞かれるようになったことです。
アーキテクチャの話や自分だったらRubyやRailsに関する基本的な質問を受けました。コーディングテストも2回くらい受けましたね。
その中でも特にシチュエーションテストなどは自分にとって初めてだったので咄嗟に聞かれると上手く答えられないことがあり、それが原因で落ちてしまったことがいくつかありました。
こればかりは対策するのも中々難しいですし、やっぱり日頃から知識や経験を積み上げていかないといけないなと面接を通して痛感しました。
実務1年の転職活動で感じたこと
未経験の時と比べて大幅に市場価値が上がった
まずこれを1番に感じました。
1年前なんかは50社以上に応募してなんとか面接までこぎつけやっと内定をもらえたという感じでしたが、
今回はどこかしらのサイト経由で1日に1社はスカウトが来るというような状況で驚きました。
1年くらいだとどのくらい市場価値が変わるのか転職活動をする前は不安でしたが、実務経験1年積むだけでかなり市場価値は上がるのだとこの転職活動で実感しました。
業務経歴書を充実させておいてよかった
これはやっておいて1番良かったと思ったことです。
転職活動をする予定がなくとも全エンジニアはやっておくべきだと思いますし、やっていないのはかなり勿体ないと思います。
一度なぜスカウトしてくださったのか採用担当者に聞く機会があったのですが、「求人サイトにここまで業務経歴を記載している人は少ないので、目に止まった」という回答をもらいました。
登録するだけで意外と業務経歴を詳細にアップデートしている方は どうやら少ないようですね。(最初作成するのは、死ぬほどめんどくさいですからね)
業務経歴書をアップデートしておくことで企業との出会いが増えるし、企業としてはスキルセットを詳細に確認してからオファーできるのでWin-Winですね。
ちなみに今回転職する会社も最初はスカウト経由でとても事業に興味を持ったことがきっかけでした。
業務経歴書は大事ですね。
オリジナルアプリとかは必要ないけど、日々のアウトプットはめちゃくちゃ大事
未経験のときはポートフォリオのためにオリジナルアプリを作成しましたが、実務経験がある場合は転職活動のために作る必要はないと思います。(全く違う言語の会社とかだと多少はあったほうが良いのかもしれません)
自分の場合は基本的に業務で使っているスキルセットと同じような会社を受けていたですが、自分が業務でどのようなことをやっているのかを説明できれば十分でした。
ただ日々のアウトプットはかなり重要だなと面接の中で感じました。
自分の場合は個人開発でOSSを作ったり(AWSのサービスをつなぎ合わせただけですが)、副業で自分が身につけたい技術をキャッチアップしようとしてたりしたのですが、そのような日々のアウトプットの姿勢をとても評価してくれることが多かったです。

日々のアウトプットって簡単なようでとても難しいですが、地道にやっている方は必ず評価されると思います。
でも基本はどんな業務をやっているかを見られるということを意識しておくと良いですね。
年収は大幅に上がった
正直に言うと有り難いことにめちゃめちゃ年収が上がりました。
どれくらい上がったかというと4年間勤めていた前職の年収をこの1年で超えてしまうくらいにはなりました。(今まではなんだったのかと複雑な気持ちですが笑)
「実務1年で年収1000万」とどこかのプログラミングスクールの広告のようにはいきませんが、他の職種でこのようなことがあるかと言われたらほとんどないと思います。
他職種から転職してきた身からするとお金面でもかなり夢のある職種だなとはぶっちゃけ思いました。
これからについて
来月から、転職先の企業では引き続きRuby・Rails・AWSを中心に開発していきます。
本当はGoなどの静的型付け言語も学んでみたいなという思いもあるのですが、まずは一つの言語をもう少し深く学んでいきたいという思いが勝りこのような決断をしました。
データ事業のプロダクトで機械学習のエンジニアもいるため、余裕が出てきたら機械学習のタスクも挑戦したいと密かに考えています。
まずは試用期間で切られないように、今から準備していく予定です笑
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
これからもエンジニアの方・エンジニアになる方の助けになるような情報を少しでも発信していけたらと思っています。
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