未経験からエンジニアになると決めたからこそ知っておきたい理想と現実

どうも、WEBエンジニアのかずま(@kazuma_engineer)と申します。

未経験から半年間Ruby・Railsを学習をして、今は自社開発企業に転職してエンジニアとして働いて1年が経ちました。

1年前と比べると、随分とエンジニアを目指す人が増えたなぁと感じています。

エンジニアを目指す人の中には、「年収1000万」、「フルリモート」等といった言葉を耳にしてエンジニアという職業に対して魅力的に思ったことがきっかけの人も一定数いるのではないでしょうか。

もちろんそれが悪いなんてことは全くないと思います。自分はきっかけとなる動機自体はなんでも良いとはずです。

むしろ動機がモテたいとか純粋な欲求ほど行動にも強く反映されるんじゃないかと思ったりします。

ただ、実際のエンジニアの状況を正確に知らずに自分にとって魅力的な言葉だけを受け取ってしまってはギャップが出てしまい後々辛くなってくるなと感じます。

エンジニアの環境なんて仲の良い人が周りにいない限りぶっちゃけたこと聞けないし、ましてや待遇面の話なんて勉強会などで知り合ったばかりの人には中々話せませんよね。笑

なので、今回は「実際のところエンジニアの環境ってどんな感じなのか」について紹介していきたいと思います。

まだエンジニア歴1年ですが、より未経験の方に近い立場の自分がこの1年間で体感したことをお伝えしますのでエンジニアに興味がある方の参考になれば嬉しいです。

どんどんエンジニア転職の難易度が上がっている

まず、そもそものエンジニアになるというスタートラインに立つことの難易度がどんどん上がっています。

理由は簡単でエンジニアを目指す人が急増しているからです。特にこの1、2年はめちゃめちゃその傾向が強い気がします。

自分が転職活動をしたときはオリジナルのポートフォリオは作らなかったですし、デプロイもAWSではなくHeroku、Dockerなんて何それという感じでも複数社から内定をいただけました。

今だったら絶対にこれだと受からないと思いますし、正直自分がエンジニアになれた自信がありません。笑

なので、エンジニアになるためにも結構な努力をする必要があることは理解しておくと良いと思います。

IT業界は人手不足なのではなく、スキルある人の人財不足

「IT人材は不足していて、どんどん足りなくなっていく」というような言葉をどこでも聞きますが、自分がエンジニアになって感じたことは人手不足なのではなく、スキルのある人財が不足しているということです。

スキルのある人はどこでも引く手あまたで、人が足りないというのは(スキルのある)人が足りないということです。

正直未経験の人でも良いから喉から手が出るほどほしいという企業はあまりないと思います。

エンジニアを目指す人の急増によりジュニア層の供給は間に合っており、「もし良い人がいたら採用したい」というレベルの温度感が実態な気がしますね。

最初は年収がガクンと下がる覚悟を

エンジニアに転職した場合、最初はほとんどの場合年収が下がるはずです。

未経験のエンジニアの年収の相場は、300〜350万くらいだと思います。自分もこのくらいでした。

たぶんSESとかだともう少し下がって、240万〜300万くらいが肌感です。自分が内定をもらったSESの企業はこのくらいでした。

まぁ全くスキルがない状態からのスタートになりますので、ここはしょうがないかなと思います。

なのでアラサーや大企業から転職する方は数百万という単位で年収が下がることは覚悟したほうが良いですね。

最初の1年は休みが無いと思ったほうが良い

独学で勉強してきたことと実際の実務で求められるレベルには雲泥の差があります。

自分はエンジニアになった後、その差を埋めるのが本当に大変で休日も使わないととてもじゃないけどキャッチアップしきれませんでした。

おそらく駆け出しエンジニアの多くは、このような経験をしているのではと思います。

なので、最初の1年は休みなくキャッチアップするくらいの覚悟でいたほうが楽かなと感じますね。

コードを書くだけがエンジニアの仕事ではない

エンジニアというと一日中コードをもくもくと書いていくイメージをされる方もいるかもしれませんが、実際はそんなことはありません。

もちろん人によってはコードを書くだけという人もいるかもしれませんが、ビジネス側と仕様について確認したり、ビジネス側に機能を提案したり、チームをまとめる必要があったりなどコードを書く以外の仕事も多くあるんだとこの一年で自分は実感しました。

むしろコードを書くだけのエンジニアではよっぽど技術がないと厳しいですし、技術力の高いエンジニアほどコミュニケーション能力も高い印象があります。

なのでエンジニアもコミュニケーションを必要とする機会が多々あることは知っておいたほうが良いと思います。

常に情報をアップデートするため勉強する必要がある

IT業界は技術の移り変わりも激しい業界です。一年と言わず半年でどんどんトレンドが変わったりしていきます。

なので情報を常にキャッチアップしてそれを取り入れていかないとエンジニアという技術職としての価値は上がっていきません。

逆に変化が大きいからこそ新参者でもチャンスがあるという裏返しでもありますね。

自分がエンジニアになって体感したことなんですが、エンジニアはとにかく勉強熱心な人が多いです。休日もかなりの人が勉強していると思います。(全くの異業種から転職した方で驚いた人も多いのでは)

しかも仕事だから勉強しているわけではなく、学ぶことが楽しくて仕方なくて気づいたらコードを書いているんです。

もちろんそんなに勉強しなくてもエンジニアとしてやっていくことは可能だと思いますが、それなりの待遇がほしいという人はある程度休日も使ってキャッチアップしないと実現は難しいのではないかと思います。

下からの突き上げ、エンジニア人財の競争の激化

2020年からプログラミングが小学校で必修化になりましたが、エンジニアの人気もどんどん上がってくることが予想されます。

将来の夢の調査では、医者やスポーツ選手などを差し押さえてエンジニアが1位になった調査も出てきているぐらいです。

これが何を示すかというと、今まで医者や弁護士を目指していたような優秀な人財がこれからはエンジニアに流れていきます。

長期的な視点で見ると、これからはこのような下からの優秀な層と競争していかなきゃいけませんね。正直考えたくもないですが笑

需要と供給のバランスによる給与アッブの鈍化の可能性

今は未経験層が市場に飽和しどんどん転職が難しくなっている状況がありますが、これからはどんどんこの流れが上の層にまで波及することが予想されます。

例えば今未経験層が3年経験をスキルアップをしたら、実務経験3年くらいのスキルの人はある程度市場にいることになります。

そうなると相対的に市場の価値が落ちるため、今ほどの給与や待遇アップを望めなくなることも大いに可能性があります。

今までは需要に対して明らかに供給が追いついていないためエンジニアという人財の価値は高かったですが、これはいわゆるバブルのようなものでいつかは需要と供給はバランスします。エンジニアにとって待遇の良い今の状況もそう遠くないうちに変わってしまうでしょう。

個人的にはエンジニア人気が高まるにつれて優秀なエンジニアは相変わらず引く手あまただと思いますが、それ以外の一般的なエンジニアの市場的な価値は下がっていくと考えています。

エンジニアといっても色々あるので、自分のポジショニングなどは真剣に考える必要がありそうですね。笑

明確なロールモデルがない

IT業界というのはまだ出来てそんなに日が経っていないため、明確なロールモデルは存在しません。

数年前は「プログラマー35歳定年説」というのが合ったくらいですからね。なのでエンジニアは自分の将来のキャリアパスについて他の職業以上に考えています。(おそらく面接とかでも聴かれるはず)

一般的な業界だと年数が経つと職位が上がって最後は管理側となるのが普通だと思いますが、エンジニアは自分の将来のキャリアパスを考えながらそれに必要なスキルを習得して自らのキャリアを切り開いていく必要があります。

スキルがないと誰からも必要とされなくなってしまうからです。

ずっとエンジニアとして仕事をしていくかはわかりませんが、少なくともエンジニアに転職を決めたなら将来のキャリアパスについても自分で考えて道を切り開いていくという覚悟は合ったほうが良いと思います。

スキルさえあれば評価されやすいし、働き方もコントロールできる世界

なんだかこれからエンジニアを目指す人にとって不安に感じてしまうことばかり挙げてしまったので、良いなと感じる部分も紹介しますね笑

エンジニアは他の職業よりアウトプットが明確なので評価しやすいです。なのでスキルが高ければその分評価されやすいです。

なのでスキルがあれば年収も上がりやすいのは事実だと思います。

年収1000万までいくかはわかりませんが、需要のあるスキルを身につけられる環境で2〜3年実務経験を積めばフリーランスで月の単価60〜80万くらいは現状稼ぐことができるのではないかと思います。

もちろんその需要のあるスキルを身につけられるような環境を作るのが難しかったり、かなりプライベートも費やさないとそのレベルにはいけないと思います。少なくともみんながみんな頑張れば達成できるようなことでは絶対にありません。

ですが他の職業よりもその再現性が高いのは間違いないかなとは感じます。

スキルさえあればフルリモートや週3勤務など働き方もコントロールできる場合が多いと思います。(スキルがあればですが。。)

そういう意味では夢のある職業なのかもしれません。(ただスキルがないと。。。)

最後に

実際のエンジニアの環境について自分が感じていることを紹介してみましたが、いかがでしょうか。

スキルがあれば評価もされやすく働き方も柔軟にコントロール出来ますが、良い面だけでなく結構大変なこともあると個人的には思います。

ちなみに自分はエンジニアになってよかったなと思っています。単純に学ぶことが尽きずに面白いですし、学んだら学んだだけ自分の力になってるのを実感できるからです。

結局はこの仕事を楽しめる・苦じゃない人にとってはめちゃめちゃ面白い業界で、そうじゃない人にとっては中々大変な業界なのではないかと。

これからも未経験からエンジニアになる方の助けになるような情報を少しでも発信していけたらと思っています。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。良かったらTwiiter(@kazuma_engineer)もフォローしてみてください!

Railsエンジニアになりたい人必読のマジでおすすめ本をまとめました【随時更新】 未経験から仕事しながら約半年で自社開発のWEBエンジニアになるまでの道のり 未経験からRailsエンジニアとして自社開発企業で半年働いてみての感想