どうも、かずま(@kazuma_engineer)と申します。
僕は新卒から26歳まで約4年間務めた会社を2019年1月末で退職して、2月からベンチャー企業でWEBエンジニアとして働いています。
会社ではエンジニアが少人数なので、Ruby/RailsとAWS周りを中心にバックエンドからインフラの幅広い分野を担当しています。
エンジニアになった理由や詳しいプロフィール等は下記の記事に書きましたので、良かったらご覧になってください。

この記事を書こうと思ったきっかけは、自分みたいな仕事しながらエンジニアになった方の体験談があんまりなかったからです。
自分が未経験だった時に「未経験からエンジニアになった方の体験談」を探していたのですが、結構皆さん会社を辞めて短期集中でエンジニアになった方が多かったので。笑
なのでこの記事で、これからエンジニアになる方の参考に少しでもなれば嬉しいです。
エンジニアになるまでの半年の道のり
2018年
6月 Pythonに挑戦 環境構築で挫折😵
7月 Progateを始める
8月 プログラミングが楽しくなる
9月 Progate沼にハマる😅ポテパン落ちる
10月 #SkillHacks に出会う。本格的にエンジニアを目指す💪
11月 ポテパン落ちる→テックアカデミーに入る
12月 転職活動、無事自社開発エンジニアとして内定😭— かずま@自社開発エンジニア (@kazuma_engineer) 2018年12月28日
上のツイートが僕のエンジニアになるまでのざっくりとした過程です。
1ヶ月目:Pythonの環境構築を試みるも無事死亡
まずプログラミングに興味を持ったのは良いものの言語がたくさんありすぎてどれから始めてよいのか分からなかったので、「機械学習面白そう」という単純な理由でPythonを始めました。
次は環境構築と調べた記事に書いてある通りやっていくと、、、、、、はい無事死亡しました。
記事に書いてある単語の意味が99%分からなかったので一度エラーになったらどこがいけないのかも分からず、ポキっと心が折れました。これで1か月目が終了です。
今思い返してもよくこんな状況から半年後エンジニアになれたなと思いますね。笑
2ヶ月目〜3ヶ月目:Progateに出会う。プログラミングが楽しくなる!
さすがにプログラミングに触れる前に辞めるのは嫌だったので、色々調べると「Progate」というサービスを発見しました。なんと環境構築をしなくてもプログラミングを学べるという神サービスです!(皆さんもうご存知ですよね)
このサービスのおかげで、プログラミングが楽しいと思えることができました。今自分がエンジニアとして働いているのもこのサービスがあったからですね。
この2ヶ月で下記のコースをすべてやりました。
- HTML & CSS
- JavaScript
- Python
- Command Line
- Git
- SQL
当時は平日3時間、休日6時間くらいはプログラミングをやってたと思います。
今まではエンジニアになるとかは全く考えていなくて単純にプログラミングを楽しんでいたのですが、この時期から段々エンジニアという道を頭の中で考え始めました。
4ヶ月目:Progate沼にハマる。ポテパンキャンプに落ちる!
この頃の自分はProgateを何周もしようとしていました。しかし不思議なことにプログラミングの楽しさがどんどん薄れていきました。
なぜだろうと考えてみると、これまでの楽しさはスポーツで言うなら「試合をしないで基礎練習だけでも楽しい状態」、勉強で言うなら「穴埋めドリルで100点を取る楽しさ」だったんだと思いました。
いつしか絶対試合がやりたくなるし、もっと他の問題も解きたいと思う、今自分はそんな状態なんだと考えました。
環境構築で挫折した経験や仕事がとても忙しい時期だったこともあって独学で次に進むよりもプログラミングスクールなどの強制力のある環境の中に入りたいと思うようになり、調べて評判のよかったポテパンキャンプに応募しました。
結果から言うと見事落ちました!今思えば、Ruby/Railsを全く学ばないまま応募したので当然ですね。笑
結果的に選考に落ちたことで、今後の自分の道を本気で考えるようになりました。
5ヶ月目:本格的にエンジニアを目指す。SkillHacks に出会う。
ここから本格的にエンジニアを目指すことになります。とは言ってもエンジニアになるかはかなり迷いました。
26歳はエンジニアにとっては若いとは言えない年齢でしたし、自分はプログラミングを始めてまだ4ヶ月くらいでエンジニアという仕事も厳しさも何一つ知りません。今の仕事に不満もないし、趣味でも良いのではないか。
そんな自分がエンジニアになるという選択ができたのは下記の4つからです。
- 仮に失敗してもまだ取り返しがつくと思ったから
- エンジニアして仕事をするなら今がラストチャレンジだと思ったから。
- 長時間プログラミングをしても苦ではなかったから。
- 直感で今エンジニアになった方が良いと感じたから。
エンジニアになると決めてからは、徹底的にキャリアに関して情報収集して目標を決め、目標までのスケジュールも逆算しました。
- 目標:あと3ヶ月以内でエンジニアになる
- 目標のためのスケジュール:2ヶ月プログラミングスクールに通ってポートフォリオを作成して、1か月で転職活動をする。
- 学習時間:平日2時間・休日6時間学習する
自分の場合はざっくりと上記のような形でスケジューリングして必ず守るようにしました。
ここできちんと時間をかけて結論を出せたことが、ここから2ヶ月後にエンジニアになれた大きな要因だと思っています。
エンジニアになりたいと思っている方は、ぜひ時間をかけてその選択を考えてみてください。
ちなみに自分は言語としてRubyを選択してバックエンドエンジニアとして転職をしようと考えたのですが、その理由としては下記2点です。
- 日本語のドキュメントが充実していて情報も多く、学びやすそうだったから。
- バックエンドは求人数も多く、未経験からエンジニアになるには最適だと考えたから。
そんなわけで次はプログラミングスクールに通おうと思ったのですが、ポテパンキャンプの選考に落ちたのでこのままプログラミングスクールに通ってもついていく自信がありませんでした。
なので短期間でプログラミングの基礎を身につけられて、簡単なアプリも作れるような教材を探していました。そこで出会ったのがSkill Hacksというプログラミング教材です。
簡単なアプリを作りながらプログラミングの基礎を学べるというまさに自分が探していた教材で口コミも良かったことから、安くない金額でしたがお金で時間を買うという気持ちで購入して学習を進めました。
結果的に買ってよかったと思えました。2週間で教材を終わらせて今までよりプログラミングの理解が格段に進み、何より簡単なアプリですが自分で作れたことにすごい自信を持つことができました。

6ヶ月目:ポテパンにまた落ちる→テックアカデミーに入る
そんなこんなでこれならプログラミングスクールに入ってもついていけると思い、もう一度ポテパンキャンプの選考を受けましたがまた落ちちゃいました。笑
これは縁がなかったなと思い、その次に良いなと思ったテックアカデミーに入りました!
このときはモチベーションも高かったのでカリキュラムはオリジナルアプリの開発を除いて1か月くらいで全てやりました。いつでもエンジニアの方に質問できるという環境のおかげで効率が爆発的に上がった気がします。
また同時に、神里さん(@yoshito410kam )が運営されているエンジニアのオンラインサロンにも入りました。
エンジニアの知り合いが一人もいなかった自分にとって同じような境遇の方が集まる環境はとても刺激になり、モチベーションを高く保ってくれました。
自分の知識が広がり繋がっていくことが肌で感じられ、とても成長を実感できた1か月でした。
7ヶ月目:転職活動、無事自社開発エンジニアとして内定!
オリジナルアプリを作り途中だったのですが、一転して転職活動も始めました。
転職活動を成功させるコツはシンプルに「転職活動をすること」なんだけど、多くの未経験者が「いや、自分にはまだ早い」という謎の悟りを得て勉強に没頭してくれるから、本質を捉えた人間がどんどん面接官の心を奪う術を獲得し、空いてる席を奪っていく。
— 美ら海しゃちょー (@yoshito410kam) 2018年12月2日
こちらのツイートがきっかけでした。仕事の方もこれから今まで以上に忙しくなることがわかっていたので、今転職活動をしなければズルズル先延ばしになってしまうと考え、すぐ行動しました。
転職活動の結果は下記です。
- 使用した求人媒体:Wantedly、@type
- 応募した企業数:45社ほど(Wantedly30社、@type5社、直接応募5社、レバテックキャリア3社、テックアカデミーキャリア3社)
- 1次面接までいった企業:10社ほど
- 2次面接までいった企業:5社
- 最終面接までいった企業:3社
- 内定:3社(Ruby・PHPを使用する自社開発企業、Java中心の自社開発企業、SES1社)
結果的に3社から内定をいただき、1番目の会社で働いています。
転職活動して分かったことなんですが、仕事しながらの転職活動はめちゃめちゃ大変です。
オリジナルアプリの開発と平行して行おうと思いましたが、とてもじゃないですが両立することはできませんでした、、
幸いにもその時期は仕事が忙しくなく、毎週どこか1日半休を取ってその期間に面接を詰め込みながら転職活動をする状況でした。
転職活動の話については、また別の記事で詳しく書きたいなと思っています。
そんなこんなで、これがエンジニアになるための約半年の道のりでした。
やってよかったと思っていること
学習時間を確保できたこと
当たり前ですが、一番重要なことだと思っています。特に仕事しながら転職を目指している方はいかに時間を捻出するかで困った経験があるのではないでしょうか。
自分の場合は
- 平日:朝1時間、昼ごはん後の30分、帰宅後の1時間で計2時間半
- 休日:6時間
を半年間捻出していたので転職するまでに費やした学習時間は500時間くらいです。このくらいは捻出できるように学習スケジュールを考えると良いと思います。
自分の場合は以下の時間を削り、プログラミングを最優先事項にして実現しました。
- 会社や友達との飲み会や遊ぶ時間
- なんとなく見てしまう漫画やYoutubeの時間
- 絶対残業しないという鋼の意志
半年以内にエンジニアになるという明確な期間目標を立てたこと
特に仕事しながら勉強してエンジニアになる方は、いつまでにエンジニアに絶対転職するという期間目標を持ったほうが良いです。
これを持っていないとズルズルと学習を続けて、いつしかモチベーションも低下して結果挫折してしまうという可能性がかなり高いと思います。
なぜなら、あれもこれもやらなきゃと思うと本当にキリがないからです。
Javascriptをもうちょっと深く勉強しよう、オリジナルアプリを作らなきゃ、Bootstrapを使わないでオリジナリティを出そう、もう少しUI/UXをよくしよう、Herokuにデプロイだけだと差別化できないからEC2にデプロイしてみよう、Dockerも導入してみよう。
Twitterでの出来る方のツイートやオンラインサロン上でレベルの高いポートフォリオを見たりすると、あれもこれもやらなきゃと思って焦ってしまってはいないでしょうか。
やらなきゃと思うことが多すぎてモチベーションが下がり手につかなくなるくらいだったら、今すぐ転職活動を始めたほうが100倍良いと思います。
自分はオリジナルアプリを完成しきれなかったですし、デプロイもHerokuでスクールの課題以上のことはやることはできませんでしたが、それでも採用してくださる企業がありました。
どうしてもモダンな自社開発企業でないと嫌だという人はきちんとポートフォリオを作成してから転職活動に移った方が間違いなく得策ですが、
特に強いこだわりがないという方であればエンジニアに転職するということ自体は難しくないと転職活動する中で実感しました。
当たり前のことですが、転職するには転職活動をしないと可能性はゼロです。
スクールの課題でもなんでも一つポートフォリオを作った段階で、転職活動を始めるのもありだと思います。
プログラミングスクールに通うという選択
わざわざプログラミングスクールに高いお金を払わなくてもいくらでもプログラミングについて学べるという意見の方も多くいらっしゃいますが、
自分の場合プログラミングスクールに通うという選択肢を選んで本当に良かったと思っています。
プログラミングスクールのメリットは自分の場合下記の2つが非常に大きかったです。
- いつでも現役エンジニアの方に質問できる環境
- カリキュラムというレールに乗るので、学習方法を大きく脱線するリスクが減る
特に2点目なのですが、独学だけでエンジニアになれる人はほとんどいないと思うんです。独学だとどこかしらで学習方法を間違えて中々成長できなくなるからです。
その点個人差はあれど、学習の道筋を大きく外さないプログラミングスクールのメリットは結構大きいのではないかと。
なのでお金にある程度余裕がある方であれば、お金で効率(時間)を買うと思ってプログラミングスクールに通うのも悪くないのではと感じます。
あともしプログラミングスクールに入るとしたら、最低限Progateなどで基礎の基礎は抑えてからのほうが学習効率が上がると思います。
せっかく高いお金を払うんですから、独学ではわからなかった部分を質問しまくって少しでも元を取れたほうが良いですからね。笑
Qiitaなどで日々の学びをアウトプットしていたこと
これはあまり意識していなくて嬉しい誤算だったのですが、面接の際にQiitaなどでアウトプットしていることを評価していただくことが多かったです。
またアウトプットすることで自分の知識を深めることにも繋がるので、面倒くさいと思っても実践したほうがメリットは大きいと思います。
後悔していること
オリジナルアプリを作ってから転職活動を始めても良かったのではないか
後悔していることはあまりないのですが、唯一オリジナルアプリを作りきってから転職活動をしていたらどうなっていたのかなと思うことがあります。
自分は自社開発企業に行きたかったのですが、自社開発企業は人気が高いため倍率がかなり高いです。
Wandlyで30社くらい応募して話を聴いてくれる企業は結構あるもののその後の選考まで行った企業は1社のみでした。
面接の際に話を聞いてみると業務未経験の方からは山ほど応募が来るようです。笑
なので、プログラミングスクールで作ったポートフォリオやRailsチュートリアルで作ったTwitter風アプリは既視感が強くあまり評価されないと思います。
もし自社開発企業に絶対行きたいと思っている方は必ずオリジナルのポートフォリオを準備してから、転職活動を始めることを強くおすすめします。
参考:半年間でやった内容
Progate
- HTML & CSS
- JavaScript
- Python
- Ruby
- Ruby on Rails
- Command Line
- Git
- SQL
プログラミングスクール・教材
オンラインサロン
情報収集していたTwitterアカウント
- とだこうきさん @cohki0305
- テック系Youtuber勝又健太さん @poly_soft
- masさん @kikutantoeic
アウトプット
ポートフォリオ


